痒みとの戦い(仮)

2015年1月より続く、身体中の痒みとの戦いの記録である。もしかしたら、アトピーかも。

いんきんたむしの巻 下

前回の記事では、

① お風呂では石鹸で洗わずにシャワーで丁寧に流す。

② 入浴後はタオルで水気をしっかり拭き取り、扇風機の風を患部に当てて、しっかり乾燥させる。

という2つの対策が効果的であったと書きました。

 

「石鹸を使わない」という点には納得できないという人や嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、実際に効果があったし、そのような方法を薦めるお医者さんもいるようです。

私自身もはじめのうちは「痒みを取り除くには、とにかく肌を清潔にしなければ!」と思って、お風呂では石鹸で念入りに洗っていたのですが、洗えば洗うほど痒くなるし、たむしの患部に限って言えば、一日の中でも入浴直後に一番強い痒みを感じていました。

それが、石鹸を使わずにシャワーの流水だけで洗うようにしてからは、痒みもかなり軽減されたし、みるみる症状が改善していきました。

 

では、なぜ石鹸を使わないのが良いかというとですね。

通常の石鹸というのは皮膚の表面に付着した白癬菌を洗い流すことができても、皮膚に根を張ってしまった白癬菌を殺すことはできないそうです。

さらに通常の石鹸は、常在菌という皮膚の健康を保つことに一役買っている菌を洗い流してしまうのだそうです。

通常の石鹸で洗うと、本来は皮膚の健康のために必要な常在菌は減ってしまい、皮膚に根を張った白癬菌だけが残ってしまうというわけです。

常在菌が劣勢となった皮膚で白癬菌だけはやりたい放題の大暴れというわけですな。

 

というわけで、白癬菌を原因とするいんきんたむしに悩んでいる方は、一度シャワーの流水(流水といってもお湯です)だけで洗ってみるという方法を試してみるのもいいと思いますよ。

それ以前は、入浴直後に痒みMAXとなっていた私でしたが、石鹸で患部を洗わないようにしてから、オマタのいんきんたむしは3日ほどで症状が劇的に改善し、1週間後には完治しました。(自己判断ですが、それ以降、症状は出ていません。)

たむし治療用の塗り薬は一切使っていません。(痒み止め目的の「デリケアM's」と漢方の「消風散」は使いました。)

もちろん、入浴後はしっかりタオルで水気を拭き取り、乾燥させることも大事です。

 

が、症状がヒドい場合は、この方法では治らないかもしれません。

というのも、私はオマタだけでなく、脇の下も白癬菌にヤラれていたのですが、より症状のヒドい脇の下のたむしは、この方法で一時的には症状が改善したものの、いまだに治ってはいません。

ちなみに陰部周辺以外の部位に白癬菌が感染した場合は、「ぜにたむし」とか「体白癬」なんて呼ばれることもあるそうです。

この話の詳細は、また後日、改めて書き記そうと思います。

 

それと、「石鹸を使わずシャワーのお湯だけで洗い流す」という方法が効くかどうか、体質や症状によって、また変わってくると思います。

私のオマタのいんきんたむしは、ジュクジュクしていて、擦ると垢のような白い塊が出てきて、鼻を近づけるとイヤなニオイのするタイプのものでした。

痒みに加え、こんな症状まで出てくると不快極まりないですね。

ジュクジュクタイプのたむしには効果的ですが、カサカサタイプのたむしの場合は、やはり石鹸で洗ったほうがいいと思います。

 

それと、「擦ると垢のような白い塊が出てきて、鼻を近づけるとイヤなニオイのするのに石鹸を使わねーなんて汚い。」と思われるかと思いますが、シャワーのお湯を流しながら手で丁寧に洗えば、垢のような白い塊もニオイもほとんど無くなります。

と言っても、症状がヒドい場合、次の日に入浴するころには、また垢のような白い塊とイヤなニオイが出てくるので、そこは忍耐が必要かもしれませんね。

症状がヒドい場合は、朝晩2回、シャワーで洗い流すことをオススメします。

 

さて、それでも、「やはり石鹸を使わないというのは抵抗がある。」という方には「コラージュフルフル」というボディソープをオススメします。

通常の石鹸では白癬菌を殺せないと前述しましたが、このコラージュフルフルなるボディソープは白癬菌を退治する成分が含まれているとのことです。

私の場合、オマタのいんきんたむしは一週間ほどで治ってしまったので良かったですが、長期間にわたって石鹸を使えないというのはさすがにキツいという人がほとんどだと思います。

私も脇の下を中心に拡がり、未だに治っていない上半身のたむし患部はコラージュフルフルを使って洗っています。

 

それと、もし、いんきんたむしに有効なお薬を探しているならば、ラミシールが良いんではないかと思います。

ラミシールでなくてもいいと思いますが、基本的にたむしには水虫用の薬ですね。

 

ジュクジュクタイプのたむしでしたら、効果が出るまで時間は掛かりますが、漢方の消風散もオススメです。